【昭と樹】麗 花萌ゆる8人の皇子たち(Moon Lovers 月の恋人 歩歩驚心)《二次小説》

18話があまりにも辛すぎて、受け入れることができず…

【愛とは。】26…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》

 

 

 

石塔の前で、目を閉じ、祈りを捧げるス。

そっと優しくお腹に触れる。 

 

 

 

 

後ろから近づく懐かしい気配に

 

ふと気づいて、目を開く。

 

 

抱きしめられる感触。

腕の中の温かさに身を委ねる。

 

 

 

 

「会いたかった」

 

 

その言葉に安らかな表情を浮かべるス。

 

 

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「高麗を治める偉大なお方が

こんなところでなにをしているんですか?」

 

 

 

 

「わたしがそれほど偉くもなんともないことは

おまえがいちばん知っているであろう?」

 

 

 

 

 

 

「それに…

 

命を狙われたのにピンピンして…

 

こんなところにひとりでいる…

 

おまえの方こそ、、、なにをして…」

 

 

声を詰まらせながら…

「大丈夫、なのか?」

 

 

抱きしめられながら、静かに微笑むス。

 

 

 

 

「おまえに話があって戻った」

 

 

 

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ス、瞳に涙を浮かべながら

優しく、けれど冗談ぽく

  

 

「皇帝をやめるとか、

どこか遠くに行くとか、

 

そんな話はもう聞きませんよー」

 

 

 

振り返り、見つめ合い、同時に微笑み合う。

頬を流れるひとすじの涙…

 

 

… 

 

 

 「待たせたな、すまない」

 

 

正面からしっかりとスを見つめるソ。

 

 

 

 

 

ソ、スの前に急に跪いて

 

 

 

 

 

 

 「愛している。

 

わたしと婚姻してくれ、スよ」

 

 

 

 

(続きます)

 

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