寝台に横たわるスの手を固く握るソ。表情は険しく、流れる涙を拭うこともしない。 「ああ、スよ」 握った手を自らの左頬に充てがう。 「おまえは以前、1000年も後の世の話をしていたな」 右手でスの額にかかる髪を優しく掻き分けながら 「1000年か…遠い、遠…
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