【昭と樹】麗 花萌ゆる8人の皇子たち(Moon Lovers 月の恋人 歩歩驚心)《二次小説》

18話があまりにも辛すぎて、受け入れることができず…

【愛とは。】14…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》

 

 

「ところで、、、

その、おまえは、ウクと、あの…」

 

 

「?」

 

 

「その、なんだ、口づけ、とか…」

 

怒ったような、寂しそうな、スから顔を背けるソ。

 

 

ふっ。

静かに微笑みながらス。

 

「そんなこと…」

 

 

「そんなこととは、なんだ!!!」

 

 

慌ててスに向き合いながら

「大きな問題であろう!!!」

 

 

 

 

じっとソの目を見つめて

 

 

「わたくしの初めての口づけの相手は陛下です。

他のどなたともしたことは、ありません。

 

 

わたくしのすべての初めてが陛下であることは、

陛下ご自身がよくご存知でしょう?」

 

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嬉しそうに

「ああ、そうか。そうだな」

 

 

 

 

「けれど、、、でも、やっぱり」

 

 

 

「?」

 

 

 

「初恋はウクなのか…」

 

 

 

自分で口にして

また落ち込んでいるようす…

 

 

スはソの左頬に優しく触れ

自分の方へと顔を向かせて…

 

 

「そうですね…」

ちょっと困った顔をしつつ

 

 

「そうだ。

 

陛下がわたくしに『わたしの人』と仰ったときの方が早いです。

 

最初は腹が立ちましたが

あの言葉からわたくしたちがはじまったと思えば、、、

 

そう、初恋は陛下です」ソを指差すス。

 

 

 

「そうだ、そうであった。

 

あのときからわたしたちは両想いだ。

 

おまえの初恋はわたしだ。

 

ハハハハハ」ちょっぴり空しい高笑い。

 

 

 

「では、そういうことに、しておきましょう。

歴史は後から塗り替えられるものです」

 

 

 

抱きしめられて、お互いの温もりを確かめ合うふたり。

 

 

「傷つけて、すまなかった」

 

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(続きます)

 

 

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