【昭と樹】麗 花萌ゆる8人の皇子たち(Moon Lovers 月の恋人 歩歩驚心)《二次小説》

18話があまりにも辛すぎて、受け入れることができず…

あとがきに代えて【愛】について。

 

f:id:soandsoo:20171102024948j:image

 

妄想小説【愛とは。】にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

この小説は【愛】について語っています。

 

物語のテーマとして中心を貫きながら、さまざまなかたちで「【愛】とは」なにか? そこにどんな意味があるのか? を問うています。

 

 

『麗』の沼にすっかり嵌まってしまったわたしですが、その理由のひとつがこの物語の主題が「浮生」人生は儚く、空しい…というものでした。

 

ちょうど、わたしが『麗』と出会ったころ…それよりも少し前から、わたしは自分の人生をまさに「浮生」だと感じていました。いまも、そうです。

 

まわりから見たら、幸せそう、楽しそう、なにも悩みがなさそう…そう思われているわたしですが、自分自身ではまったくそんなことはなく、見えないからこそ、深い、深い、闇に入り込んでいます。光あるところに、闇あり。ふだん見えないものにこそ、真理は宿っています。

 

楽しいこと、嬉しいこと…喜びはいつだって刹那。苦しいこと、悲しいことは、なかなか忘れることができず、いつも背後霊のようにつきまとい、自分を支配し、いつの間にか身体の一部へとなってます。

 

わたしは、誰かを…あの人を、捨ててしまったのではないか、そう、ずっと思い悩んでいます。

 

愛ゆえに、誰かと離れざるを得ない…そんな経験をしてきたから、【麗】というこの物語の切なさ、美しさがダイレクトに心に響いたのでしょう。

 

そこには憎しみも悲しみもありません。慈しみのなかにある僅かな煌めきを、ただ、ただ、どうすることもできずに、胸に抱えて生きるだけ。死に際してもなお。それがまさに「浮生」。

 

物語は物語、しょせんフィクション。妄想であり虚構です。

 

あなたがいま、生きている場所で、誰をどう愛するかは、あなた次第。

 

あなたとわたしが、愛している人に、愛していると伝える機会と勇気がもてることを祈って、この物語のあとがき代わりとさせていただきます。

 

 

愛したい人を力の限り、思いっきり、愛してください。

 

あなたを愛しています。

 

(20171020/0115)

 

 

********

 

実はこのあとがきを投稿しようかずっと迷っていました。

けれど、この小説の最終話を迎えた昨日、11月1日が

偶然にも本国で【麗】の最終回からちょうど1年だったことを知り

思いきって、投稿することにしました。

 

人の心、想いはどこかで繋がっているとわたしは信じています。

 

だから、わたしが皆さまを

そして、あの人を愛していることが

頬をかすめる風や、樹々の香りにでも感じることができれば…

そう願っています。

 

 

“風にかすめる君の香りでも 僕は君だと分かる”

 


【日本語訳】君のために(너를 위해) チェン、ベッキョン、シウミン (EXO) 月の恋人 - 歩歩驚心 麗 OST

 

(20171102/0235)