【昭と樹】麗 花萌ゆる8人の皇子たち(Moon Lovers 月の恋人 歩歩驚心)《二次小説》

18話があまりにも辛すぎて、受け入れることができず…

【愛とは。】21…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》

 

 

物思いから意識を戻して

「チェリョン…」ため息をつくス。

 

 

 

「あら、お嬢さま。呼びましたか?」

 そこへ現れたチェリョン。

 

 

驚いて、顔をあげるス。

 

 

 

 

「今日は、七夕(しちせき)の準備で大忙しです」

 

 

ス、僅かに口を結び、目を反らして「そう…」

 

 

「なにもできなくて、ごめんなさいね」

 

 

「いえいえ、お嬢さまはもうここで働く必要はないんですから」

 

屈託なく笑うチェリョン。

 

 

 

 

「それにしても…

 

相変わらず顔色が優れませんね」

 

 

「心配しないで、大丈夫よ。ありがとう」

 

 

立ち去りそうになるチェリョンの袖を引き、振り向かせて

 

 

「チェリョン、あなたのことをいつまでも妹だと思っているわ」

 

 

「ん?」

 

 

「忙しいんでしょう? いいから行きなさい」 

 

 

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夕刻。七夕(しちせき)の宴。

 

席につくのは、ペガ、ス、ウヒ。そして側に控えるジモン。

 

ペガ「結局、わたしたちだけだな」寂しそうな苦笑い。

 

 

 

 

そこに現れたのは

黄州院ファンボ氏、ヨナ、

そしてウォンの姿も。

 

 

ヨナ、ペガを見ながら 

「あら、宮廷行事なのに皇族があなたしかいないなんて…

皇室の威厳も落ちたものね」

 

ヨナ、スとウヒの顔をキッと睨む。

 

「まあ、良いでないか。わたしたちにも一緒に祝わせてもらおう」

不敵に笑うウォン。 

 

 

 

 

ペガは慌てて「いますぐに席を用意させます」

女官たちに指示する。

 

 

するとそこにもうひとり、

ゆったりとした足取りでやってきたのは…

 

 

太后忠州院ユ氏。

 

 

「なんだか、みなで楽しそうだな。わたしも交ぜておくれ」

  

 

新たに席が用意され、一同、座につく。

 

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(続きます)

 

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