【昭と樹】麗 花萌ゆる8人の皇子たち(Moon Lovers 月の恋人 歩歩驚心)《二次小説》

18話があまりにも辛すぎて、受け入れることができず…

【愛とは。】29…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》

 

 

 

スのもとへと訪れるのは、漢山へ氏とその一族。

 

 

 

向かい合い、改まってへ氏。

 

「この度の婚姻、誠におめでとうございます」

 

 

「ありがとうございます。でも、どうして…」

 

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そこで…

 

へ氏の後ろに控えていた

老年の男性とその息子と思われる男性が少し前へ。

 

 

年若い男性が口を開く。 

「スよ。わたしだ、ミョンの兄だ」

 

「ミョンさんのお兄さま…」

 

「なかなか訪れることができず、申し訳なかった」

 

「いえ、そんな」

 

「もっと早く知らせて、安心させてあげたかったのだが…」

 

 

 

隣の男性を見れば、こちらもミョンとそっくりの面差し。

 

 

(ミョンさんのお父さま、、、)

 

 

ふたりとも、まっすぐな眼差しでスをみる。

 

 

 

 

静かに語り始めるミョンの父。

 

「神聖皇帝との一件以来、我々は松嶽の政から離れざるを得なかった。

 

ミョンは死ぬ前に、娘のように思っているおまえをくれぐれも頼むと遺言していた。

 

けれど、おまえの問題に巻き込まれたら一族は死に絶える。

おまえに近づくことができなかったのだ」

 

 

それを受けてミョンの兄

「許してくれ」

 

そっと頭をさげる。

 

 

ス、瞳に涙を浮かべながら

 

「いいえ、なにを仰いますか。

わたくしの方こそご迷惑をかけてしまって、

本当に申し訳ありませんでした…

 

でも、なぜ?!」

 

 

  

 

そこへ現れた女官。

手には花嫁衣裳が。

 

 

 

(続きます)

 

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