番外編【愛とは。】兄として2…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》
婚礼の儀で玉座の前にウク。
「かつて顔に傷のある皇子がいたそうだ。
その者はどうなったであろう…」
肩を落とし、下を向く、ウク。
ガクリと膝から崩れ、床に手をつく。
ペガとジョンが駆け寄り、両側から支え、立たせる。
兵に連れらされるウクを見守る一同。
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ウクの屋敷。
兵に連れられ、自らの部屋へと再び幽閉される。
その騒ぎを耳にし、部屋から外に出るヨナ。
項垂れた兄の姿を目にするが、声をかけることはできない。
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書斎で机に向かい、じっと空を見つめる。
どれくらい時が経っただろうか、
扉が開き「将軍ワン・ジョンさまがお見えです」
部屋に入るジョン。その後ろにはヘ一族…ミョンの父と兄も。
険しい顔でジョンと対峙するウク。
「兄上、陛下からの命令書をもって参りました」
ジョンと顔を合わせ、冷笑しながら
「どうとでもするがいい、覚悟はできている」
「はい。
陛下からの勅命を申しあげます。
皇弟ワン・ウクを流刑に処す」
眉間に皺を寄せ、片方の口角をあげるウク。
「ただし、流刑地は漢山とする。
へ一族とともに皇帝の使臣として国境を守り、契丹との友好に務めること」
表情が固まり
「なに? 漢山に、使臣として…?」
口を開くミョンの父。
「流刑は建前だ。ウクさま、わたしたちとともに漢山へ参ろう」
「どうして…」
「ス姉上、いや、皇后さまが陛下に『皇帝としてではなく兄として処罰を考えてほしい』と進言したそうです」
「スが…」
「はい。それからこれは、姉上からの伝言です」
ウクの顔を正面からじっと見つめて
「『ありがとう』と」。
(続きます)
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番外編【愛とは。】兄として 第2話の主人公はウク皇子さま。
ヘ・スの庇護者、そして初恋(?)の相手として、オリジナルストーリー(本編)のはじまりではキラキラと輝いていたウクさま。ミョンさんとの悲恋もあり、最初のころは物語をリードする立場でしたね。けれど、中盤から一転して、ダークサイドに落ち、表情もどんどん険しくなってしまって…(涙)。ソさまとスがあんなラストになったのも「ウクのせいだ!!!」と散々、憤りました。
役とは異なり、ウクさま演じるカン・ハヌルさんは端正なお顔立ちながら、とってもチャーミング♥️ オフショットではおどけた表情が可愛らしいです。2017年9月からは兵役についていらっしゃいます。また明るい笑顔を見せてくださるのが待ち遠しいですね!
ハヌルさんの変顔を載せるつもりが、ジュンギさんがみたかっただけになってしまいました(汗)
みなさーん、兄弟仲良くでお願いします!by ヘ・ス
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番外編【愛とは。】兄として 第3話はあの方の登場です! 明日、更新します。引続き、どうぞよろしくお願い致します。
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