【愛とは。】24…麗 花萌ゆる8人の皇子たち18話から《二次小説》
茶の準備を整えた盆をもち、スの前に進み出るチェリョン。
覚悟を決めたように固い表情のス。
盃に注がれた茶をみて、ギュッと目をつぶり…
「高麗の未来永劫の平和をお祈りします」
一気に飲み干す。わずかに震える唇…
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完山。皇帝の駐留先。
御前で朝儀が開かれる。
ジョンとともに豪族たちからの報告を受けるソ。
漢山ヘ氏「契丹との関係は良好で、交易も順調です」
信州カン氏や忠州ユ氏の姿も。
そこに、現れたのは黄州ファンボ一族の長。
御前に膝をつき、静かに挨拶をする。
ソに微笑みながらジョン
「そろそろ、お戻りの時期のようですね、兄上」
…
そこへ
馬を乗り捨て、慌てながら、転がり込む急使。
ジョン「陛下の御前であるぞ、どうした?」
「陛下、ヘ・スさまが…」
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(続きます)
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